ヘアスタイリング好きな俺が薄毛になって鬱に

30代半ばに差し掛かったころに薄毛が気になるようになりました。シャンプーをすると排水溝が真っ黒になるくらいの抜け毛。手くしで頭をなでると以前より明らかに髪が減っている気がしたのです。

元々ねこっけなので、薄く見えていましたが、鏡で見ると明らかに地肌の見える面積が増え、スカスカした感じになった気がしました。

最初は年のせいかなあと気にしていませんでしたが、薄毛が進行し、髪のボリュームが減り、ヘアスタイリングが思うようにできないようになるにつれ、どうやら俺はハゲになりつつあるという現実を受け入れざるを得なくなりました

長髪が好きで20代からファッションとしてこだわってきていました。短髪にしたことが20年以上なかったんです。そのため、自分が次第に薄毛になっていく感覚がつらく、このままでは長髪が保てなくなると不安に駆られていました。

周囲から「頭、薄くなったね」とまでは言われたことはなかったですが、久しぶりに友人に会うと目線が頭に向かっていたので、口にせずとも髪が薄くなったと思ってたはずです。

外を歩けば、すれ違う人が自分の頭を見ているように感じました。

あいつ長髪なのに禿げてるよ。みっともないなあ。未練がましいなあ

と思われているのではと思い込み、今考えれば完全な被害妄想だと思いますが、当時はそれが原因で次第に外出するのが苦痛になっていました。

帽子を被って薄毛を隠そうとも思いましたが、長髪でかぶると夏は汗でべっとりと気持ちが悪かったので、帽子は断念しました。

鏡を見るたびに、自分の姿が信じられませんでした。

なぜ、それはこんなに禿げてしまったのだろう。

途方にくれました。